お知らせ

本社ベトナム ラオカイ省「シナモン植林プロジェクト」事業報告

2024.4~2025.3

東京木工所看板

ベトナム ラオカイ省での植林プロジェクト

有機シナモン植林プロジェクトの概要

目的
  • 土壌浸食の防止、水源の保護、生態条件の改善、森林被覆の増加等の森林の環境保全機能の発揮
  • 地域住民の社会経済的発展を支援する
期間 2023年4月~2025年3月(2カ年)
対象地 ベトナム国ラオカイ省バオ・イエン(Bao Yen)県ヴィン・イェン(Vinh Yen)コミューン
植栽面積、本数 総面積42ha(2024年度は26haに169,000本の植栽を行った)
(うち株式会社東京木工所様からの2024年度の寄付により植栽済の面積は1ha)
植栽樹種 シナモン(シナニッケイ、Cinnamomum cassia)
参加世帯数 23世帯
本年度の活動 2024年度植栽地への植林および保育、農民への植林技術教育

農民への事前研修(座学)

2024年12月11日、有機シナモンの植え付けと整地に関する研修を行った。
参加者は、肥料の選択、施肥方法、苗木の選択、植え付け時期、土地の準備、有機シナモンの植え付け方法など、植樹に関する技術と実践を学んだ。

昨年の植樹後に専門家が行ったモニタリングで明らかになった問題点についても共有された。

  • 植穴が小さい
  • 鶏糞がよく混ざっていない
  • 土壌の圧縮が不十分であった
  • 苗を深く植えすぎた

これらは苗木の枯死や生育不良につながることを説明し、これらの点に気を付けて植樹を行うよう指導した。

植樹に参加する農民を集めての研修

農民への事前研修(実技)

有機肥料と苗木の配布

植栽後の状況およびモニタリング結果

2024年に植えた苗の生存率を2025年2月7日と8日に専門家が確認した。
その結果、苗の生存率は79.0~100.0%であった。

植え付け密度は6,410~20,408本/haであり、これは研修で指導された密度よりも高い密度でシナモンが植えられたことを意味する。
その理由としては、雑草の発生を抑えるため、また3~4年後に間引きを行うため(間引きしたシナモンの外皮を販売して収入を得るため)、自分で苗を購入し、密植しているとのことであった。
そのため、熱帯林造成基金から提供された苗の他に、各世帯は植樹地に植えるための苗を自分で買い足しているとのこと。
2024年に植えられたシナモンの総面積は26.49haであった。

お知らせ一覧へ戻る

おかげさまで100周年

株式会社 東京木工所
株式会社 東京木工所
所在地
東京都渋谷区広尾1-13-1
フジキカイ広尾ビル4階
電話番号
03-5422-7901(代)